DANCEHALL REPORT

DANCEHALL QUEEN 2000 IN TOKYO REPORT!!!
2000年12月28日に渋谷VUENOSで行われた「DANCEHALL QUEEN 2000」。
行けなかった人たちのために、簡単なレポートをここで紹介したいと思います。

フライヤーに出ていたのは10組のダンサーですが、
当日は欠場ダンサーもいたので、じゃっかん変更がありました。
1999 DANCEHALL QUEEN LOVEMILK
まずは1999年の「DANCEHALL QUEEN CHAMPION」だった
"LOVE MILK"と初出場のはずだった"NATURAL JUICE"が欠場。

"LOVE MILK"は"KIYO"が腰痛のためしばらく踊ることは無理な様子。
年末にブックキングされていたダンスショーも全部蹴ったそう。
当日"LOVE MILK"は、会場に来ていて、ステージでお詫びの言葉を述べ、
「来年は絶対に優勝する!」と断言していました。
残念。"LOVE MILK"FANも多かったのでは...。
フライヤーに出ていないダンサーで当日出場したのは、
"BASHMENT"、"GRAN-DEE"、そして"GLAMAPUSS"。

コンテストは前半戦、後半戦に分かれていて、1ダンサー 5分ずつくらい、1回ずつのショーでした。

VUENOSに来たことがある人なら知っていると思いますが、
ステージが低いので 前の方にいた人達しか見れなかったと思います。
私は前にいたのでコンテストの一部始終を見ることが出来ましたがあれは何とか考えないと.....。

審査員席というのが後ろの方に設けられていて、一応は高い位置にあったのですが1回戦目はほとんど見れなかったようでした。あまりに見えなかった為に、審査員の一人だった"RANKIN TAXI"氏は、ステージに上がってきてしまい、ステージの脇から見ていました。

覚えている範囲でコメントを書きたいと思いますが、あくまでも私の目から見た個人的な意見なので、そのへんはご了承くださいまし。
BASHMENT
まずは1番手の"BASH MENT"。
初めて見ましたが、レゲエを感じるダンスでした。
衣装もカラフルなフェイクファーのセットアップ。
二人とも息は合っていたし、腰の動き、身体の動きも柔らかいし、私個人の意見としては、けっこうイケてると思いました。
MATADOLL
2番手は"MATADOLL"。
衣装はハードコアで、彼女達が登場した時は 会場がマッシュアップ。
しかしダンスの方はもっとがんばって欲しい!!
というのが率直な意見です。
緊張していたせいかどうか判りませんが、
身体の動きも 少し硬かった感じがしました。
来年に期待します。

R-GREY

3番手はEARL GREY。
今回のチャンピオンに選ばれたダンサーです。
こちらの衣装には会場中やられた様子。私もやられました。
ランキンさんはステージに身を乗り出して見ていました。
ショート丈の和服姿にT-BACKに裸足。カラフルなウィッグだったと思います。一人はいきなりスピーカーによじ登ってダンス。
途中、一番前で見ていた男の子とからんだりと、パフォーマンスは派手でしたが、どちらかというと逆立ちダンスや開脚ダンスなどの、アクロバットなダンスが目立ったのであまりレゲエっぽくないかな...って。

※"EARL GRAY"のことは「SISTA'S CATALOG VOL.4」の
新人ダンサーのコーナーで紹介しています。

今回の出場ダンサー達の多くは、アクロバットなダンスが目立ちました。
最近のは日本のダンサーもこういうダンスの傾向...?

GRAMAPUSS
4番手は"GLAMOUR PUSS"だったと思うのですが、順番がこの辺からあやふやになってますので
間違えていたらごめんなさい。
この"GLAMOUR PUSS"は派手さとかがあまりなかったのですが、正統派っぽいイメージで、ぎゃくに新鮮さを感じました。

この日のダンサーのほとんどがサービス満点のT-BACKスタイル。おしりのオンパレードでした。ジャマイカの"DANCEHALL QUEEN"でも、T-BACKスタイルは当たり前のようになっていますが、
日本もとうとうここまで来たか..という感じです。個人的には、バティライダーが好きです。
NAKED
前半戦最後の出番は"NAKED"。
今回の特別賞に選ばれたダンサーです。彼女達は5人もいるのに息もぴったりでした。
5人で踊るにはステージが狭すぎるように思えて、ちょっとかわいそうでしたが場をこなしているのを感じました。メンバー全員のまとまりの良さにも感心。
ここで前半戦は終了。
後半戦の順番はあてになりませんのでご了承を。
SISTREN
まずはSISTREN。衣装はハードコアスタイル。二人ともかわいらしかった印象が残っています。

GRAN-DEE
次にGRAN-DEE。彼女達は派手な衣装でけっこう強烈に印象に残ってます。フェイクファーのジャケットを来ていて、どんどん脱いでいく...みたいなスタイルだったと思います。
途中、ビンをステージにおいて踊る過激なダンスがあったりと、パフォーマンスも衣装に劣らず派手でした。ダンスはレゲエしてたし、もっと場をこなしたら今後の活躍が期待出来そう!というのが感想です。
MILKY FACE
次にMILKY FACE。
確か以前は3人くらいのクルーだったと思うのですが、
今回はピン(一人)でのダンスでした。
このMILKY FACEはヒョウ柄のセットアップに
赤のスパンコールのウェスタンハットに裸足。
あまり流行にとらわれず古風なスタイルのダンスだったのが印象的でした。
XO-XO
次にXO-XO。彼女達のスタイルはいつ見ても、オリジナルスタイルという感じです。HIPHOPっぽい感じがするので、あまりレゲエっぽくないというのが印象です。場慣れしていて、元気があって、サバサバした感じです。
AATY IRIE
そして最後に、昨年特別賞を取ったAATY IRIE。
こちらも以前は3人だったのですが、
今回はピンで踊っていました。
衣装はメタリックのショートワンピースに
ヒールのあるサンダル。
以前と比べて、ダンスやイメージが
がらりと変わったように感じました。
あまりレゲエっぽくない感じだった、というのが印象に残ってます。

今回のコンテスト、全体的に似たようなダンスが多かったように思いました。
アクロバットなダンスが多かったというのが印象です。
でも、思っていたより踊れるダンサーが多かったので、
今後がすごく楽しみです!!本当に。
イベントの内容としては、コンテストというよりも、
ダンスの発表会みたいな感じだったという気もしました。
以上が、私の簡単な感想とコメントです。あしからず。
結果発表【2位】
結果は、NEW BBSでも告知したとおり、
特別賞には名古屋のダンサー"NAKED"。
そして、今年のチャンピオンは大阪の"EARL GRAY"でした。

チャンピオンについては、主催者側と審査員との間で、
くい違いがあったようです。
審査員のSISTER MIDORIは"MILKY FACE"がチャンピオン!と言っていましたが司会者から発表されたのは"EARL GRAY"ということでした。
結果発表【DANCEHALL QUEEN 2000】
結局あやふやな感じの結果発表になってしまいましたが、優勝カップを取ったのは"EARL GRAY"。
特別賞には"NAKED CREW"ということで、20世紀最後の「DANCEHALL QUEEN」は終了しました。
FRUIT OF ISLANDからの副賞(商品券)もこの2組のダンサーに贈られました。
"EARL GRAY"そして"NAKED CREW"、本当におめでとう。
これからの活躍もかなり期待してます。
いつか本場ジャマイカの「DANCEHALL QUEEN」出場をめざして、
がんばってほしいです。
主催のKAMIKAZE PROMOTION
残念ながら今回賞は取れなかった出場ダンサー達も、本当にお疲れさま!!!ダンサー出場するわけでもない私ですら、当日まではずっと緊張感がありましたから出場する当のダンサー方のプレッシャーは、おそらく大変なものだったと思います。
そして、これをバネにして、これからもがんばって続けていってほしいです。

来年もおそらくあると思われる、この「DANCEHALL QUEEN」の主催者である
「KAMIKAZE PROMOTION」にも、Big Big Respect!!!
関係者のみなさん方も本当にお疲れさまでした!
あとがき BY RUFF-CUTかずみ
来年はもっと高い位置のステージでやって欲しいです。
あとトーナメント戦で何ラウンドかあると、コンテストじたいも更に熱くなると思うし、
見ている方ももっと楽しくなるし♪....
なんて 無理な希望でしょうか?....

文:kazumi(Fruit of Island)
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