$hampain Entertainment Presents

Girls Gone Wild Cup Match Style

@Loads St. David's Bermuda
on 28th & 29th JULY 2005

FLYER HERE!!

SUPPORTED BY
Meridian

Photo & Report by Cana From Meridian a.k.a Dear Chicks
Design & Edit by Ruff-Cut Kazumi

画像をクリックすると拡大して見れます

about BERMUDA

2005年7月28日、29日、ここBermudaにて $hampain Entertainmentによる
国内初のWorld wide Dance Competition「Girls Gone Wild Cup Match Style」がSt.David'sで開催された。

WHALE BAYBermudaといえば、バミューダトライアングル、バミューダパンツ、、、
そして、レゲエ馬鹿になら説明不要のレゲエDJバミューダを思い浮かべる人が多いはず。
トライアングルとパンツに関しては、この諸島にちなんで名付けられたが、
レゲエDJバミューダはBamiudaとなっているので、別な意味があるはず!!
前から気になっていたけど、聞きそびれたままこの地に来てしまったので、今度帰った時に本人に聞いてみよぉ〜♪、、、
と、話がそれてしまったが、ここBermudaの存在を知らない人々はかなりいるはず。
実際、現在Bermuda在住の私も知らなかった。。。

正式名称は、Bermuda Islands British Crown Colony(イギリス直轄植民地バミューダ諸島)
New Yorkから南東約1080km先の広大な大西洋の西側に、そこだけ取り残されたかのように緑の島がポツポツと浮いている。

バミューダ諸島はサンゴ礁からなる大小あわせて300を超える島々。
一般にBermudaと呼ばれるのは、最も大きな島バミューダ島とセント・ジョージ島、サマーセット島、アイルランド島などの総称。
おもな島と島は道路で結ばれていて、最大縦幅約3km、横幅約25kmの釣り針のような形をしている。
面積は全部の島をあわせても53平方キロメートルほどしかなく、これは日本の三宅島とほぼ同じ。

そこに6万4千人を超える黒人や白人などが混ざり合って暮らしている。
道行く人々は挨拶をしあってフレンドリーだが、カリブの人々に比べると幾分かシャイに感じられる。

HIBISCUSバミューダの魅力はなんとも表現しがたいほど透き通ったトロピカルブルーの海。
付近の海はサンゴが生育していて最北端の南の島といっても過言ではない。
その環境はメキシコ湾から流れ込む海流によって作られている。

ヤシや熱帯植物の深い緑、赤や黄色のトロピカルフラワーに彩られて、17世紀の面影を残した家々が並ぶ。
ピンク、パープル、イエロー、ブルー、、、とパステルカラーの壁に真っ白な屋根。
島はさまざまな色であふれかえっているのに、ゆったりとした印象を得るのは、
たくさんの緑があふれ、空気があまりにも透明で空が高いからなのかもしれない。

今でもBermudaはイギリス直轄植民地となっているが、政治的・経済的な自立度が高く、
むしろ、イギリス女王を国家元首とする独立国 (Commonwealth) に近い。

東アメリカやトロント、ロンドンなどの主要空港の発着便が出ているが、New Yorkから飛行機でたったの2時間のこの地は、
おもにアメリカからの観光客を集め、オンシーズンにはクルーズ船も出入りしている。ここは来た人にしか判らない魅力ある島である。

World wide Dance Competition "Girls Gone Wild Cup Match Style"

そんな小島で、Worldwide Dance Competitionが行われることになり、Kiyoが出場するともあって日本でも話題になっていたようだ。

SUNSET開催日の二日間の一日目は黒人奴隷解放記念日、
二日目はソーマズデーという祝日だった。
(ソーマズデー:Sir George Somers。イギリス人。
彼が1906年に遭難した際、現在のセント・ジョージ島を発見し、後に開拓した)

いつの日からかこの二日間を祝って、クリケットの東西戦が行われるようになった。
毎年、木、金曜日にこの祝日が設定される為、合計4日間の休日となる。
日本で言うところのゴールデンウィークのようなもので、題して"カップマッチ・ホリデー”!! 
島中がお祭り気分になっていた。

今回のイベントは、私がこの島に来てから今までにない程にラジオやネットでの宣伝を繰り返し、
前日の新聞の一面まで飾るほどだった。
参加ダンサーは前日からスケジュールがびっしり。

運転手兼ボディーガードがつき、オープンカーでパレードしながら街中でピーアールをしたり、
クリケット観戦を兼ねて会場に顔を出したりと大忙しのようだった。

前夜にはプラベート・アイランドでプライベート・パーティーもあった。
この動きを見ていた私の期待はどんどん高まっていった。一体どんなコンペテションになるんだろう、、、と。

一日目

21:10 予定時間より送れて到着
VIPゲートはOPENしていたものの、数え切れる程度しかオーディエンスがいない。
ステージ中央先端にテントの足があり、会場設置状況に不満を覚える。
気候柄、野外DANCEの場合、ステージにテントを張っておかないと
いつ雨に襲われるのか判らないのでテントを張らなければいけないのは仕方がないことだが、、、。

一般エリアにトイレがないことが発覚。VIPエリアにはエアコン付きの仮設トイレがあった(!!)
信じられずにあたりを散策してみたが、常設トイレの入り口には鍵が掛かっていて入れず、
仮設トイレもなかった。多分、開錠し忘れたのだろう。。。

21:45 予定時間を大幅に遅れて一般ゲートOPEN

ゲートに列はなく、オーディエンスの入りもまばら。
VIPエリアでは$hampain Entertainmentにちなんで、フリーシャンパンだった。間違いなく頂きます!!

Show Time スタート

Souljah OneBermudian Singer S Zion Wilson
Bermudian DJ Mikey-B
BermudianSound Souljah One(写真左)

広い会場に100人未満しかおらず、皆のるにのれないといった感じ。。。

Japanese Sound King Jam
NY在住の日本人からなるCREW。
MC PIKKAL(大阪出身)、Selector(MC兼ENGINEER) MIKI ROONEY(横浜出身)が今回、来バミュ。
他に、MC HAJI(熊本出身)、Selector STEEL-T(熊本出身)の4人からなるCREW。 主な活動地はNY。
他にもNew Jersey、DC、Florida、Atlantaでの活動経験あり。

King Jam今回参加した経緯は、NYの他のCREWからプロモーターに推薦があった為。
今後、NY以外にも他市での活動も予定。後には日本部隊、海外部隊に分かれて精力的に活動も検討中。

始めからステージの真ん中まで出て行ったMC PIKKALの
いきなりのパトワトークで、オーディエンスはステージに注目した。(写真左)

Selector MIKI ROONEYがかけた一曲目は、Bob Marleyの「Natural Mystic」

地元Soundの平坦としたPlayから一気に彼らの空間が創られた気がした。
そこからは徐々に上げていく日本人スタイルで会場の人々に一体感を感じさせた。

(この日のPIKKALの衣装は同CREWのHAJIがデザインしたものだった。彼はグラフィックデザイナーでもある)

そしてKiyoは出番前だというのに、WILLY BOUNCEを全快で踊っていた。
遅ればせながら小島暮らしの私もWILLY BOUNCE。ありがとさ〜ん、Kiyo♪

1:40 OPENNING

2 FOOLSSALSA DANCERBermudian Comedian 2 FOOLSのJah & Nadanjaによる
ダブルMC "Bermudian DJ's Jugglin Jason & Mikey B"(写真左)

この二人がここからENDINGまでPlayをした。
実はこの二人、兄弟で別々のSOUNDを一人でやっている。
国内でも有数のJUGGLINプレーヤー。

Special Guest Dancer Bermudian SALSA DANCER(写真右)
SALSAはバミューダ国内でかなりの人気。審査員の中にもSALSA Dancerがいた。

1:45 All Dancer登場

ALL DANCERGONBEDANCERは、日本、ジャマイカ×2名、トリニダード×2名、ブラジル、
アメリカ、カナダ、アフリカ、中国、ペルー、プエルトリコ、合計12名出場。

BermudaTraditional Dance「ゴンベ」のカラフルな衣装をアレンジしたものを着て、
「ゴンベ」のリズムにのってショートアピールダンス。(写真左)

「ゴンベ」はアフリカンダンスを思わせるような太鼓と笛からなるリズムに合わせステップを踏みながら踊るもの。
血をあおられるような音楽とDANCEは、元は奴隷から発祥した文化。
私が気になるBermudaの一つである。

1:55 Fashion Show Clothes 編

FASHION SHOWFASHION SHOWパステルカラーのBODY FITしたジャンプスーツやワンピース、SETUPを着たモデル達が次々と登場。

私的意見を言うと、モデルは雰囲気を出してる子が多かったが、もう少しこだわったヘアメイクにしたり、
インパクトある衣装でも良かったのでは!?といった感じだった。

2:00 1ROUND

オリジナル衣装で1分前後のパフォーマンス。
スポーティーな子、ドレッシーな子、レゲエな子、、、と、それぞれのファッションで登場。
Kiyoはキラリと輝くブルーのSET UPに、マリンブルーの指なしメッシュグローブをワンポイントに、
肩からしっかりと”JAPAN”の襷をかけての登場。こだわりのネイルが写真に出ていないのが残念。

、、、そして、このとき初めてこのイベントの趣旨にずれが生じている事に気が付く。

以下の順番で登場。

Taz(Jamaica)
名前不明(Trinidad)
Angie(China)
India(Peru)
Taz(Jamaica) (Trinidad)  Angie(China) India(Peru)
Crystal(America)
Kiyo(Japan)
Imagine(PuertoRico)
Honey(Jamaica)
Crystal(America) Kiyo(Japan) Imagine(PuertoRico) Honey(Jamaica)
Coco(Brazil)
Entice(Trinidad)
Dimples(Canada)
Satah(Africa)
Coco(Brazil) Entice(Trinidad) Dimples(Canada) Satah(Africa)

2:25 Fashion Show Bathing Suit 編

FASHION SHOWFASHION SHOWClothes編と同じモデルの子達が着替えて登場。
ビーチボールやパラソルを持ってウォーキングしていた子がいたので、ビーチを彷彿させていた
(日本育ちの私には、パラソルがどうしてもビニ傘にしか見えなかった。。。
色を意識したり、透明感を出したかったのかもしれないけれどねぇ。。。)

ぴったりフィットの網シャツを水着と一緒にビーチで活用するのは、なかなかのオシャレなのでは!?と思った。
それから最近PVなどでは定番の一見ビキニのようなワンピース水着もあった。

この写真では判りかねるが、オレンジの網シャツを着ている子は、スタイルも良いし、かなりオーラを出していた。
ステージから遠くを見つめるあの瞳は、かなりのフェロモンを出していた。
モデルは目力が命だなっ!!と、再認識。個人的にこの子に注目!!!

2:30 2ROUND

KIYOオリジナル水着で1分前後のパフォーマンス

ここでも、やはりビキニ風ワンピース水着を着て登場する子が12名中3名いた。

ちょっと前までは、ワンピースよりビキニのほうが断然セクシーだったはず。
定番のワンピースとは、断然デザイン力が違うし、PVで綺麗でセクシーラインの子達が着てるから、尚更、気になる。
だからといって、自分と向き合わずに着ちゃえっ!!って思ってはダメですよ、GAL PIKNYの皆さん♪
もちろん、他にもステキVIBESが出ててるビキニも沢山あった。

そんな中、KiyoはHER COLLARのパープルがベースの七色に輝くビキニに
プッチ風柄のウェッジソールのサンダルがワンポイントになっていた。

写真:KIYO (CLOTHES by FRUIT OF ISLAND)

Taz(Jamaica)
名前不明(Trinidad)
Angie(China)
India(Peru)
Taz(Jamaica) (Trinidad)  Angie(China) India(Peru)
Crystal(America)
Kiyo(Japan)
Imagine(PuertoRico)
Honey(Jamaica)
Crystal(America) Kiyo(Japan) Imagine(PuertoRico) Honey(Jamaica)
Coco(Brazil)
Entice(Trinidad)
Dimples(Canada)
Satah(Africa)
Coco(Brazil) Entice(Trinidad) Dimples(Canada) Satah(Africa)

3:00 ENDING All Dancer 登場

ALL DANCERブラックのシースルーにゴールドのスパンコールが付いたSET UPを着てENDING DANCE。

最終的に集まったオーディエンス数、推定200人。

VIPエリア、一般エリア共にオーディエンスが少なかったのもあって、
公開リハーサルのような感じだった。
審査員はいたが選抜は行われず、お披露目といったような形で終了。

二日目

21:00 会場到着
二日ともCup Match終了後、ゲートOPENの予定だったのに、VIPサイドしかゲートOPENしかしてなかった。

21:30 遅れて一般ゲートOPEN
昨夜の会場設置状況の反省点が改善されていた。

1. 一般エリアのトイレが開錠されていた。
2. ステージ中央先端にあったテントの足が外されていた。

これでDancerも心置きなく踊れるはず!!

オーディエンスの入場もまばら。どれくらいの人々がやってくるのかと、一瞬、不安が過ぎった。

今夜もVIPエリアでは、フリーシャンパンでの持て成しが。
昨夜はビック紙コップで渡され、ついついグビグビ行き過ぎたので遠慮しようかと思ったら、今夜はシャンパングラスでオシャレな感じだった。
今夜はオシャレに頂きます!!

22:00 Show time スタート

Bermudian Sound Souljah One
Bermudian Sound Vybez Alliance
Bermudian Sound Unique Vybez

MIKEY BBermudian DJ Mikey B(写真左)
―地元Soundについては、今後、解説する予定―

さすがに最終日ともあって、いつもは出足の遅いバミューダ人もじわりじわりと来場。
最終的には2000人来場。

24:45 Japanese Sound King Jam

KING JAMKING JAM昨日のオーディエンス数に打って変わって、
会場の後ろまで溢れかえるほどのオーディーエンスを目にしたからなのか、
MC PIKKALが開口一番”Ouuuut an bad!!”

その一言に反応したオーディエンスを見て
「ここにいる人達は、今夜も彼らの空間にはめられるんだろうなぁ」と感じた。

いったいどんな一曲を皮切りに持ってくるのだろうと思っていた矢先、
Selector MIKI ROONEYが手にとった曲は、Carl Douglasの「Kung-fu Fighting」!!(写真左)

日本のレゲエ馬鹿な人々のような表現方法をあまりしない、 ちょっとシャイなバミューダ人にも狙い通り大ウケ!!
そのままどんどん会場を揚げていった。

揚がったオーディエンスのうち2人の男の子がステージに上がりWILLY BOUNCE。
やっぱりこの日もステージ前にKiyoはWILLY BOUNCE♪レゲエ馬鹿というよりダンス馬鹿だ!!  


●1:05 OPENNING

Bermudaのコメディアングループ 2FOOLSのJah&NadanjaによるダブルMC "Bermudian DJ's Jugglin Jason & Mikey B"
昨日の様子をコメディアン流で説明。

Kiyoのパフォーマンスのマネをしようと試みる(三点倒立をやりたかったらしいが、そう簡単には出来なかった様子。笑)

BAD NEWSとして、Crystal From America、名前不明 From Trinidadの二名が辞退した事が告げられる。
よって合計10名でのコンペテションとなった。

昨夜に続き、ENDINGまでのPLAYが行われた。

1:10 All Dancer 登場

ALL DANCERKIYO昨夜と同じタイプのSET UPだが、今夜は華やかさが際立つRED。
全員でCLAP HANDSをしながら登場後、ちょっとしたSHOW CASEスタイルを披露。
その後、軽く自己アピールダンスがあった。
写真右:KIYO

1:15 Fashion Show Clothes 編

今夜はどんなLINEUPかと期待していたが、、、昨夜と同じ。。。
確かに昨夜来ていないオーディエンスが多いだろうが、ちょっと残念。

1:20 1ROUND

KIYOKIYOオリジナル水着で1分前後のパフォーマンス。
昨日とは違うタイプのオリジナル水着で登場。

注目のKiyoは、ハンドメイド風のニットのラスタカラーワンピース。(写真左)
それに露出度メーターが振り切れないように、デニムのBATTY RIDERをさりげなく履いていた。
某FREE MAGAZINEで自ら語っているように、露出してもエグく魅せない精神を感じさせられた。

It's Kiyo Style yo-!!

1:45 Fashion Show Bathing Suit 編

FASHION SHOWまさかとは思っていたが、、、昨夜と同じLINEUP。。。
厳しい事を言えば、Fashion Showというからには、同じものではなくFASHIONを見せてもらいたかった。

、、、とは言え、私が注目のあの子は、今回もとろけるような唇と潤んだ瞳を武器に魅せてくれた!!

あの子のVIBESがこの写真から伝わらないのがとても残念。。。

1:50 2ROUND

オリジナル衣装で1分前後のパフォーマンス。
昨夜と違うオリジナル衣装で登場。それぞれ自分の持つ雰囲気にあった衣装だった。
そして我らが日本代表Kiyoは、リメイク風デニムのSET UPにゴールドのチェーントップ着け更にギラギラしていた。
またもポイントとなるBLACKの指なしレースグローブを着けての登場。この気合の入りぶりはステージパフォーマンスにも繋がっていた。
いつ行くのかと気になっていたが、スピーカによじ登ってのORIGINAL JAMAICAN STYLE。これにはオーディエンスもEXCITEしたようだ。

Taz(Jamaica)
Kiyo(Japan)
Kiyo(Japan)
Imagine(PuertoRico)
Taz(Jamaica) Kiyo(Japan) Kiyo(Japan) Imagine(PuertoRico)
Honey(Jamaica)
Entice(Trinidad)
Dimples(Canada)
Satah(Africa)
Honey(Jamaica) Entice(Trinidad) Dimples(Canada) Satah(Africa)

2:15 MC Talk Time

今回MCをした2 FOOLSの二人はなかなかの芸達者で
人々を笑いの渦に巻き込むだけではなく、歌う事だって出来てしまう。

「実は、今夜、BIG GUESTがBACK STAGEにスタンバイしてるんだ!!、、、シズラ、ボウンティー、ジェントルマン!!」
という発言の後(私にはなんとなく想像がついたのだが)2 FOOLSがサングラスをして再登場!! 
やっぱりねぇ。と、思った矢先、
彼らが歌いだしたのだが Drop Leaf Riddimにのってのメドレーだった。
それが結構イケていたので、ビックリと笑が止まらなかった。

2:30 TOP 7決定

TOP7TOP7ここでAngie From China、India From Peruの二人が脱落した。
その後、DANCE OFFによってどちらか一人が脱落することになった。

どうゆう流れでこの二人が選ばれたのかは未だ不明だが、
Taz From JamaicaとSatah From Africaが呼ばれ、DANCE OFFの結果、
Satah From Africaが脱落した。

2:40 Free Dance Performance

DANCE PERFORMDANCE PERFORM42nd Crewと名乗る男の子達が、ステージで思い思いのFREE DANCEをパフォーマンスした。
中には、Bogleを意識しているような子もいた。

●2:50 追悼式
いろいろな形で亡くなった人々の名前を一人一人読み上げるとともに、
冥福を祈って出演DANCER全員で、白いガウンを身にまとい蝋燭をもちステージを廻った。

彼らの死をもって自分の生き方を見つめ直そう、というメッセージが込められていた。

このセレモニーをイベントに取り入れたり理由として、
ここ数年、HIPHOPの影響からなのか十代の子供達の間でギャング化が進んでいる。

バカンスにはもってこいの場所だが、この島は本当に小さく、
他国で暮らした事のない子供達にとっては視野が狭まってしまう要因でもある。

最近は、自分の主張をする方法として、DANCEでの喧嘩が増えている。
しかも、前もって計画的にナイフや細粒ガスなどを砂浜に埋めて準備しているのだ。酷い時にはGUNまで、、、。

そんなBermudaの現状を回復させたいというプロモーターの気持ちが込められたセレモニーだった。

3:05 FINAL ROUND

Kiyo From Japanここで思いもよらぬNEWSが伝えられた。

Coco From BlazilとImagine From Puerto Ricoの二人がFINAL ROUNDを前にして辞退したのだ。

よって下記のTOP 5によるFINAL ROUNDとなった。

Kiyo From Japan(写真左)
Dimples From Canada
Taz From Jamaica
Honey From Jamaica
Entyce From Trinidad

長かった二日間にわたるコンペテションもこれが最後。
それぞれの心境が踊りだけではなく表情に出ていた気がする。

私のパフォーマンスはどうだったのよ!?と言わんばかりに余裕を持った表情の子、最後まで笑顔で踊った子、漲るパワーが目つきに表れている子、、、。

久しぶりにDANCERのVIBESを感じたFINALだった。

Taz From Jamaica
Kiyo From Japan
Honey From Jamaica
Dimples From Canada
Taz From Jamaica Kiyo From Japan Honey From Jamaica Dimples From Canada

3:20 PRESENTATION OF THE PRIZE

THE PRIZEPRESENTATION OF THE PRIZE/審査結果と優勝トロフィーのプレゼンテーション

いよいよこの時が来た!!
パフォーマンスの中には、流行りのWILLY BOUNCEを始めとして、
それぞれの得意技が披露されてきた。、、、いろいろな思いを胸に、緊張の一瞬。

MCがオーディエンスに誰が一番だ!!と尋ねたり、あの子のこの動きがヤバかった!!とマネをしてみたり。

二人がコメディアンな上にシャンパンをグビグビいっていたせいか、なんだか締まりのない雰囲気。。。
会場からは、Japa〜n!!と言う声も多く上がっていた。そうこうしているうちに、、、

「FIRST、、、、、Kiyo〜!!」とコールされた。

「えっ、いきなり1位の表彰!?それともファッション賞!?!?」と、ちょっとパニックになっている私に
「違うよ。FIRST RUNNER - UPって言ったから2位だよ。。。」と冷静に答えてくれた私の彼の言葉に驚きと動揺が隠せなかった。

ステージにいたKiyo本人もどっちなのか聞き取れなかった様子で、一瞬、両手を挙げて喜びを表現した直後、
事実を知った瞬間、あまりのショックにトロフィーを受け取らないまま、ステージから立ち去ったのだった。

ステージでは優勝者にトロフィーと賞金$2000.00がキャッシュで渡された。
(Amsterdam行きのチケットが渡されたかどうかは未確認)

会場全体が歯切れの悪さを覚えながらも、コンペテションは終了した。

混乱しそうな気持ちを抑え、控え室へ行ってみると、
椅子にもたれ掛りながら悔しさを全身で放っているKiyoがいた。

「会場は皆、あたしって言ってたじゃんかぁ!!」という声に私も同感だった。

しかし今回のジャッヂ方法は、オーディエンスの声は審査に入らず、審査員のみで判断する事になっていた。

審査員は、国内外でも名を馳せてるサックス演奏者、地元SCHOOLのHIPHOPの先生、地元SALSA CLUBの先生2名の計4名だった。
審査ポイントになったのは、彼女の時にはSALSAを思わせるようなDANCEに加え、
技の安定感や見せ方が、彼らの心を動かしたようだ。

信じたくなかったが、こうゆう結果になってしまった。

その後、Kiyoが出会ったオーディエンスから
「俺達は君だと思う!!間違いなくPEOPLE賞はキミだっ!!!」という声があった。
もし、オーディエンスの声も審査に入っていたのなら、彼女がQUEENに輝いていたのかもしれない。

彼女のDANCEは、Hitomiと一緒に踊っていた頃のしっかりとしたベースがあるLOVE MILK STYLEを思わせつつ、
その後一人で築きあげてきたSKILLとVIBESを見せ付けるものだった。

私は、Jamaicaに影響を受けつつ、
独自の感覚で切り開いてきた日本人としての魅せ方を知らしめた彼女を誇りに思う。

実は、今回Kiyoのサポーターとして友達のAngelaも来ていた。
彼女はGELAKETZ、Meg&Angelaとして有名なHIPHOP DANCER。
今後NYを拠点地とするそうだ。彼女のサポートがあったことでKiyo自身も心強かったはず。

結果発表

Entyce
後日、発表された結果は、以下の通りである。
(前回、上位3名+5個のPRIZEがあるとお伝えしましたが、合計5個のPRIZEでした。)

写真左:優勝MISS $HAMPAIN "Entyce"(エンタイス) From Trinidad

2位MISS REDDY REDDY
Kiyo(キヨ)
From Japan
3位 Taz(タズ)
From Jamaica
BEST DRESSED
Dimples(ディンプレス)
From Canada
BEST BATHING SUIT
Honey(ハニー)
From Jamaica
Kiyo Taz Dimples Honey

INTERVIEW FOR KIYO

後日、Kiyoにインタビューをする事が出来た。

1. コンペテション前の心境は?

1日目は人がいないのと、ステージ上の配置がゴーゴーっぽかったのでかなりやる気が失せた。。
けど二日目は人もぼちぼち、ステージも改善されてて会場に着いた瞬間アガッタ!!!
やっちまうべっっって気持ちだったね。とにかく目立ってやろうと思ってたね。
セレモニーの時は、プロモーターの気持ちが私にも入ってしまい、心からお祈りしたって感じっす。

2. コンペテション後の感想は?

一日目は「え?、もう終わり?」で、二日目は本気で悔しい思いをした!!!!
だってオーディエンスは全員私だったじゃんね!
納得いかないし、自分は自分の踊りを出来たし、今回は自分に対して、ぶっちゃけ反省点はなかった。
なのに2位って。。。オーディエンスの反応もジャッジに入れるべき!!
だったら私はチャンピオンだったべ。ちきしょーーー!

3. バミューダについての感想は?

バミューダって初めて行ったけど、
本当に綺麗な街で人もあったかくて離れてからも、心はバミューダでした笑。
てくらい、海も綺麗。街もきれい。物価は高いが。。笑。
でも、また行きたいと思わせる暖かい国でした。

4. 最後に日本のみんなにメッセージを!!

今回は事実上2位。何かがあっただろうが2位は2位。
悔しいけどこれが事実なので仕方ないっす。
日本から見守っていてくれた方々、本当にありがとう!
何はともあれ、今回は自分なりの踊りが出来たのでその事に関して、悔いはないです。
これからも、いろんな事にチャレンジしてサプライズを起こすのでよろしく!!
日本でも上げ上げでいきますよっっっ!!!!

と、Kiyoらしいコメントがもらえた♪
コンペテション直後の彼女は、悔しさと納得がいかないと言う気持ちがいっぱいで、私の心まで伝わってきた。
しかし、持ち前の切り替えのよさで、次を見ていることがわかり、安心することができた。
今回の思いをステップに更に前へ進んでいってもらいたい!!

あとがき

〜 MESSAGE from Cana a.k.a. Dear Chicks 〜

今回のレポート後記に当たるであろう、ここからの文章には、私の個人的見解、意見、想いや願いが綴られると思う。
この事により、誤解や偏見と思われる表記があるかもしれない。
しかし、今回、悩み考えた末、どうしてもこうせざるを得ないと判断した。

ELE&DEARCHICKS私は決して誰かを傷つけたり、批判したりするつもりはありません。
前もって、不適切な表現、失礼があるかもしれないことを告げさせて頂きます。

私なりに、すべての人々に敬意を払った上でのコメントとして受け取ってもらえれば幸いです。


上記のレポートでDANCERのパフォーマンスにほぼ触れていない理由、
前回の速報時に、今後何らかの問題につながる恐れがある為、後日詳細をお知らせしたい
とした経緯を説明したいと思う。


今回のコンペテション、DANCERのジャンルがREGGAEに限定されてないらしいとの噂が、
開催が近づくにつれて私達の耳に入って来ていた。

このコンペテション以前に、ジャンル制限無しの国内コンペテションがあった為、
国内外のHIPHOPやSALSAのDANCER出場の可能性も予想していた。、、、

しかし、実際は私達の予想を遥かに超えたものだった。
リポート内でも述べたとおり、
このイベントの趣旨にずれが生じている事に気が付いたのは、1日目の 1ROUNDを迎えた時だった。

実は、今回12名のDANCERは全員がDANCERではなかったのである。
そしてエントリー制ではなく招待という形だった
(国内ではエントリーを呼びかけていたがエントリー者無し)

名前不明 From Trinidad、Aengie From China、Crystal From Americaの3名は、踊り好きなMODEL。

Kiyo From Japan、Taz From Jamaica、Dimples From Canada、Satah From AfricaはREGGAE DANCER、もしくはDANCER。
彼女達はプロモーターがネットやビデオなどのメディアから検索した子達である。

そして残る5名は正確な確認が取れていない子もいるが、、、STRIP DANCERだったのである。
彼女達はある人物からの推薦で招待された子達である。

プロモーター陣の中で取分け精力的に動いていたのが、とある一人の女性である。
私はイベント後彼女と話す機会があったので尋ねてみた。

ELE&DEARCHICKS彼女は、一生懸命このイベントのほとんどの事をこなしたそうだ。
アーティストVISA申請ギリギリになって、とある人物から数名の電話番号を渡されたそうだ。

もっと出場者がほしいと思いながらも、締め切り間近で、他にもやらなければいけない事があった彼女は、
その人物を疑うことなく彼女達とコンタクトを取り、招待することになった。
その結果、このような事態につながってしまった事を彼女はとても悔やんでいた。

世の中には、何が問題!?という人々もいるかもしれないが、、、問題なのである!!

第一の理由として、Bermudaの法律で、STRIP類の風俗営業が禁止されている。

あれだけ大々的な宣伝を繰り返し、国内で知らない人がいないほど注目されていた。
それがふたを開けてみたところ、ほぼ半分がSTRIP DANCER。

優勝者のEntyceは、某有名TVプログラムで行われたSTRIPPER COMPETITIONで、QUEENに輝いた実績がある。
そのことは、会場内の一部オーディエンスの間で話題になっていた。

幸いにも、彼女達は決して脱ぐ事はなかったので大きな問題には繋がらなかったが、
イベント後、暗黙の了解だったのか、どのメディアも取り上げる事がなかった。

第二の理由として、DANCE COMPETITIONとしているのだから、 MODELを選出したのは間違いである。

彼女達の中には「DANCEは好きだけど、私はMODELよ!!」といっている子がいた。
MODELもしているけど、私はDANCERよ!!とは訳が違う。

結果として、DANCERとSTRIPPERに挟まれた彼女達のうち二人が、
自分が何をしていいのか判らなくなり、途中辞退するといった事態を招いた。

(FINAL ROUND前に辞退した二人は、同じお店の子が脱落した為に、仲間意識からその子を想っての辞退だったらしい。。。)

ELE&DEARCHICKSAengie From Chinaは、辞退することなく自分なりに全力を尽くした。

現に、何度かステージで踊るうちに、他の出場者がWILLY BOUNCEをしているのを見たからなのか、REGGAE DANCEを知らないはずの彼女がWILLY BOUNCEをしていた姿を私は見逃していない。

彼女がDANCEを好きなことは認める。

だが、結果として彼女は二日目のステージ上で何度もBOOINGを浴びることになった。

実に、外国人は日本人と違ってシビアである。

彼女が本当にDANCERで失敗したのなら仕方がないことだが、
彼女は、事情をわからずに呼ばれるままにやってきたMODELだ。

DANCER界のことは何も知らないはずの彼女が、自分なりに最善を尽くした果てにBOOINGを浴び、
ステージ上で涙をこらえている姿には、なんともいえない気持ちになった。

これは、プロモーターのミスによって起こった事態ではないだろうか!?

第三の理由として、最もやってはいけないDANCEHALL DANCERとSTRIP DANCERを同じ土俵に乗せた事!!!

私は、別にSTRIP DANCERをDISRESPECTしていない。むしろ、RESPECTしていることの方が多いと思う。

彼女達は毎日ステージの為にLESSONし、常に自分の魅力をいかに見せるべきかを考え努力している。
それは、女としての究極の業だといえよう。しかし、それは別土俵だから言えることだ!!

REGGAEは、男は男らしさ、女は女らしさが際立つ音楽で、DANCEにも同じ事が言えると思っている。

一昔前、JamaicaのコンペテションにGO GO DANCERが出場していたかもしれない。

しかし、もちろん彼女達のベースは根っからのREGGAEだし、Jamaicaなりの歴史がある。


ELE&DEARCHICKS私が踊っていた頃に、CREWの色を知ってか知らずか判らないが、
時々、SHOW前に不愉快に思うような紹介の仕方をされた事があった。

(未だDANCERを招く側に見せ物的な表現をする方がいたのなら、
これからの時代、きちんとDANCERの色を把握した上で、もっと考えていってほしいです)

それは、男から見た、女の印象だから仕方がなかったのかもしれない。

しかし、当のDANCERは、自分のやっていることにプライドを持ち、心からREGGAEを感じ、
何よりも踊る事が好きで好きで仕方がないのだ。

REGGAE DANCEのベースには、SEXアピールが非常に強い面があるが、それだけではない。

今回出場したKiyoを始めとして、TazやDemplesはワイニースタイルだけではなく、
これまで世に出たREGGAE DANCEを取り入れたステージだった。

このようなSTYLISHなDANCERがいると言うのに、
そして、これほどまでに数え切れないほどのNEW DANCEが世の中に定着している今も尚、
なぜエロいイメージが先行してしまうのだろう!?

確かに、文化の違いなどもあるだろうし、フロアダンスとステージダンスにも違いがあって、
REGGAEを知らない人から見たらステージダンスはエロ一色に見えるのであろう。

私にはART的な感覚さえ感じられるのに、残念ながら、皆に同じ感覚を求めるのには、もうしばらくかかりそうだ、、、。

今回、プロモーターに電話番号を渡した人物は、REGGAE DANCERとSTRIP DANCERの違いが分かっていなかったのだろう、、、。
このような感覚は、現在、REGGAEが一般層まで広がっている日本でも今、渾然化しつつある事ではないだろうか!?


ELE&DEARCHICKS
UNDER GROUNDが主流だった頃は、REGGAEを愛し、
その楽しさを皆に知ってもらいたいとがんばってきた関係者が、
その違いを分かっていたから過去にこのような事態は起らなかった。

しかし、これからメディア参入が今まで以上になった時、文化や歴史を知らない、
流行りや金銭的なことしか考えられない人の手によって、
このような事態が引き起こされる可能性もあるのではなかろうか!?

このリポートが、これから先の一つの突堤になれたとしたのなら、
このイベントの為に何ヶ月にも渡り動き回ったプロモーターの彼女や、
途中辞退まで考えたが最後までREGGAE DANCERとしてパフォーマンスしたKiyoを始めとするDANCER達が救われるであろう。

このリポートを読んでくれている人達の中に、今後、REGGAE DANCERを目指している人がいるのなら、
これから先、もっと高い意識でREGGAE DANCEを捉えていってもらいたい。

まずはDANCEHALLでの楽しさを心で感じ、そこでどれだけ自分の色を表現する事ができ、
どれだけ魅せれるかを知った上でステージまで辿り着いてほしい。

何でもありのないように見えるが、それなりのルールがあるし、歴史だってある。
それを知り見極めていってしてほしい。

全てを伝えることはできないが、何世代にも渡ってこの文化が続き、進化し続けてほしいと私は願っている。

最後に、今回のような事が今後繰り返されない事を祈りつつ、
更にREGGAEが間違いなく世の中に浸透していく事を願い終わりにしよう。PEACE& PROSPERITY!!!!!

写真: "Elephant man Message" PV 2002年収録 -featuring- Elephantman, Dear Chicks
(JAMAICAN MUSIC VIDEO VOL.21/Ruff-Cut Int'L)

今回の取材に協力してくださった方々

Meridian
The Best Of Both Worlds!

Cana*岩手出身(写真左: Cana 右: Mr.Bogle)

CANA&BOGLE東京・神奈川カラフル生活後、現在、Bermuda在住。
'98〜'04までの6年間、親友兼相方のSaoriと共にDear Chicksとして活動。(Saoriは現在も他CREWとコラボレーションしながら活動中。
Studio SistaにてSCHOOLも開講中!!

イベント出演はもちろん、ジャンルを越えて数多くのアーティストのBACK DANCER出演、PV出演。他、雑誌、TV出演。
かなりカラフルな日々でした♪

GaronとBermuda移住をきっかけに、
SHOW DANCERからDear Chicksバミューダ支部フロア隊長へ。
'05よりバミューダ国内にて、Meridian(メリディアン)としてプロモーター活動開始。

Garon*Bermuda出身

GARON高校生の時、日本へ留学、6年間の東京生活後、帰国。
在日中、FUJI ROCK出演アーティストの通訳やTV出演などをする。

空手、カポエイラもしているが、6歳よりカンフーを続け、現在、'08 北京オリンピックを目指し猛特訓中!!
(注:公式種目候補なので未定)

'05よりバミューダ国内にて、Meridian(メリディアン)としてプロモーター活動開始

REPORTED BY Cana From Meridian a.k.a Dear Chick
SUPPORTED BY Garon From Meridian
DESIGNED & EDITED BY Ruff-Cut Kazumi

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